茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(198)

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(198)足し算で落ちました
加藤匡通
一月××日(月)
  つくば市内の仕事に面接に行った。どうなることやら。もちろん自信なんかない。次の面接予定も入れておこう。
  次の仕事も決まってないのにY社を辞めた理由の一つは、転職活動が出来ないことだった。事務や営業に転職しようというのならともかく、僕は体を使った現業系の仕事しかできないので当然そんな求人ばかり見ているが、面接は平日日中になる。これはと思って連絡して、年齢をクリアできても面接日時が設定できなくてあきらめたことは何度もある。平日、面接のために休むなんて何度も出来ないよ。辞めるつもりだからといってバンバン休める神経はもってない。これがホワイトワーカーなら夜に面接、あるいは外出中に設定して面接もあるのだろうが、どこの馬の骨とも知れないブルーワーカーにわざわざより時間を作る経営者はいないだろ。
  せっかく休みをとって面接に行ったら、いきなりずらずら並んだ数字をひたすら足していくだけの試験をやらされてその場でふるい落とされ面接に進めなかったことがある。なにか意味がある試験なのだろうが、苦行だったな。その時は試験だけで四分の三は落ちていた。配送関係の仕事だったが、後で聞いたら結構きつい仕事らしいから落ちててよかったとは思ってる。けど足し算で落ちるとは。まあ、計算が出来ればこんな生き方してないけどね。
  ついでに書いとくと、年齢クリア出来て云々と書いたけど、求人での年齢制限は禁止とこの数年でなったようで、明記されることはなくなった。しかし実際には企業側に採りたい年代があるのは当たり前で連絡して年齢制限が判明するのは珍しくない。面接までしてもそれで落とされているとしか思えない例も多いようだ。新聞投書でもよく見かける(ネット上はそもそも見てないのでわからないが数で言えば新聞の比じゃないだろう)。結局建前でしか機能してない訳で、期待する分損どころか履歴書書いたり面接したりの時間が間違いなく無駄になってる。いらん法改正なんかすんな!