茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(233)スーツを着て面接

加藤匡通
十一月××日(金)
   昨日、日雇派遣を休んで面接に行った。もちろん就職のための面接である。面接と言うか厳密には登録説明会、つまり派遣会社だ。期間限定ながら、行政の委託だか下請けだかの興味深い仕事があり、時給も悪くなかったし残業もないとある。しかも土曜休みだ。長期的な展望にはつながらないが(長期的な安定を求めています本当です)、これならしばらくどうにかなるだろ。興味深い、は業務内容に対する評価ではあるが、僕がその仕事に好意を持っているかと言えば話は別である。内容は書かないけど、こんな仕事まで派遣に廻すのかとびっくりした。金払えば責任は回避、ないし民間に押し付けていいのか?
   スーツを着る仕事だと言うので面接にスーツを着て行った。スーツなんて、本当に何年振りだろう。前回いつ着たのかも思い出せない。革靴引っ張り出したら、靴底が腐っていて歩き出したら崩れ出したぞ。
  採用の場合、翌日中には電話すると言っていたが、もう夜だ。こりゃ落ちたな。僕のルックスでスーツ着たらヤクザにしか見えないから当然だな。それが理由で落ちるのなら面接するだけ時間の無駄だからと面接の電話した時に、ヤクザにしか見えないけど大丈夫ですかと念を押したんだけどなあ。もっとも、僕の名前を検索したら一発で落とすだろうが。(もちろんまともに書類選考して落とされた可能性は高い。)
  一日休んで型枠大工と言うか型枠解体の手元に戻ったら、昨日はオレオレ詐欺の面接を受けに行ったことになっていた。なんでそうなる?
   さあ、次の面接だ!(空元気)