茨城不安定労働組合

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シネマヴェーラで岸田森の特集が


賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(252)シネマヴェーラ岸田森の特集が
加藤匡通
四月××日(木)
  この日記を書く時間もないくらいにいろんなことに追いまくられていて(と言うことにしといてくれ。時間の使い方が下手だとは思うが、ホントに忙しい)、現場の面白い話も書かず終いのもの多数。今日こそはこれを書こうと思ってた話があったけど、雑誌読んでてすべて吹っ飛んだ。
  うお、シネマヴェーラ岸田森特集だ!今週末からだ。前回ラピュタ阿佐ヶ谷の特集は父が死んで経営を引き継ぐ直前の年収八十万の時でまったく身動きとれなかったけど、今回はどうにか行けるような気がするな。見てない映画もあるし久しぶりで見たい映画も多い。『斜陽のおもかげ』なんて三十年近く前にテレビで一度見たきりだし、没直後にテレビ放送した『可愛い悪魔』は三十年以上経ってる。伊丹十三アナーキスト役で出る『修羅雪姫 怨み恋歌』はビデオでしか見てない。『曼陀羅』や『歌麿』も見たいし格好良い『斬る』も見たい。二十年前に一度見て大した映画じゃないからもういいやと思ってた『白昼の襲撃』は岸田森アナーキストのやくざ役で、親分に「国家に刃向かうアナーキストは許せない」と殺されるけど、親分やってるのがアナーキストを自認していた殿山泰司(『三文役者アナーキー伝』は天皇制への恨み言に満ち満ちた、新井素子以前に言文一致を完成/終了させていた傑作。)だって言うのが面白くてまた見たくなってきた。未見の六本ももちろん見たい。ああ、賃労働なんかしつる場合じゃないぞ。問題は十八本見に渋谷まで通う金も時間もないことなんだけど…