茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(309)風邪が治らない

加藤匡通
四月××日(土)
一日休んだのに体調はちっともよくならず、熱っぽく喉も痛いまま仕事に二日出た。別々の現場だが内容はどちらも簡単なクリーニングである。木曜は一日タワーマンション内覧会前の掃除機がけを、金曜は倉庫の新築で仕上がった内壁にダスキンをかけていた。とてもラクな作業なのにだるくてちっともラクとは思えない。木曜にいたっては実はそんなに仕事がなくて職長に終わったらどうするのかと聞いたら、うまくやっといてと言われた。仕方がないので部屋の中で呆っとしてたが、なら早上がりにするか詰所で待機にしてくれ!ラクなのは掃除機がけの三人だけで、いつもこの現場に入っているメンバーは休憩時間を過ぎてからやっと詰所に戻ってくるとかかなり忙しいそうだから、そんなの無理だよな。
しっかし最近のタワーマンションの豪華さにはびっくりだ。掃除機がけをしていたのはパーティールームにスタディルーム。スタディルームは子どもの学習室、それとは別に大人向けのカルチャールームがあって、さらに保育室もある。どう見ても一般に開放されてなさそうだからマンションの住人用なのだろう。高い所から見下ろしたら下界の貧乏人は虫けらのように見えるだろうさ(実際、地上の人間は点にしか見えない。)。マンションだけでやっていける施設整えて、あんたたちゾンビ戦争で生き残るつもりなのか?ならでっかいショッピングセンターも用意しとけ。
そして今日土曜。都内の集会に参加して組合として蠢こうと思っていたが、これではとても動けない。ここで無理をするといつまで寝込むかわからないから、一日寝ていることにした。メーデーで動けなかったらことだ。体力落ちたよなあ。