茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(388)数日寝て過ごす

加藤匡通
十月××日(月)
 母が再入院から退院した土曜日に今度は僕が熱を出して寝込んだ。日月と出るつもりで、その手配がされたのがその日の昼で夕方に八度の熱を出した。翌日に下がることはまずない。会社に電話したら、月曜の手配はどうにか他の人に振り替えられたが日曜の手配はつかないと言う。そりゃそうだよな。翌朝、僕から現場の職長に謝りの電話を入れることにした。派遣会社はともかく、現場に迷惑をかけるのは心苦しいが、どうにもならない。僕は熱に弱いのだ。父は熱に強くて三十九度の熱で現場に出たが、そんなこと僕には無理だ。ちなみに父はこの発熱がきっかけで癌が見つかっている。癌でも熱が出るとこの時知った。
 熱は土曜の夜中には九度を越えたが、月曜まで寝て火曜からまた現場に出た。治ったと思っていたら金曜にまた熱を出して、何だかんだで一週間近く寝込んだ。回復力だか抵抗力だかは確実に加齢とともに落ちているらしい。
 母の入院、通院だのもあってこの二ヶ月、二十日も働いていない。車はまだ使えずレンタカーを借りたりと金は出るばかり。市役所には連絡して滞納分の支払いをしばらく待ってもらっている。まあ、首が回らないのはいつものことか。