茨城不安定労働組合

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日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(社員?)(534)鰐のいる車

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(社員?)(534)鰐のいる車
加藤匡通
九月××日(金)
 車が本格的に動かなくなった。キーが全く回らないのだ。
 去年の七月にキーは回るがシフトレバーが動かないと状態になり、以来キーを回すのに手間がかかる状態が続いていた。買った中古車屋からはミッションが噛んでると説明された。噛んでる?この車の中には鰐でもいるのだろうか?車を前向きに傾いた、頭が下がった状態で駐車すればキーは回るが、平衡だとマニュアル車を押しがけするように後ろから押して、ミッションが噛んでいるのを解除した状態にしないと回らない。下手すると駐車場で三十分そんなことをする羽目になる。エンジンを水につければ口は開くのか?それはスッポンか。鰐だとどうすればいいんだ?おかげで買い物したりシネコンで映画を見る時は怖いのでキーを完全には回して切らずに、ドアの鍵だけかけていたくらいである(車に関心ないから適切な説明出来ないんだよ。)。
 それがとうとう回らなくなった。前にも書いたように僕は修理工場なんかとの付き合いがないので、トラブルに対応出来ない。
 食品や生活用品は近くのスーパー、カスミで買えるものの、母は遠くのスーパーを気に入っている。本屋も車でなければ行けない。だから十日に一回くらいは格安のレンタカーで軽自動車を借りて遠出している(「レンタカーを借りる」って重複表現か?)。レンタカー屋は朝八時から夜八時までだから休日でないと借りれない。格安でも保険も加えれば五千円近いので日をまたいで借りるとかなりの出費になるからだ。
車を変えないと駄目だなあ。どうやって金用意するかなあ。
 四月末から配管切ったりモルタル埋めたりシール打ったりと手元を続けて来た現場は今月で終わりになる。現場そにものはまだ続くが、僕はU社の他の現場に移るのだ。次の現場では何をするのやら。