昨日行われた府中緊急派遣村労働組合の大会へ下記のメッセージを送りました。
府中緊急派遣村労働組合定期大会へのメッセージ
府中緊急派遣村労働組合の皆さん、定期大会おめでとうございます。お伺いして挨拶するつもりでしたが、少人数でいろいろなことをしていて首が回らなくなりました。
物価が上がりまくる中、賃金は上がらず社会保障はむしろ切り下げられ、この国の多くの人々は首が回らなくなっています。春闘で満額回答が相次いだと聞こえはしますが、そんなものは労働者の極一部、ことに労働人口の四割近い非正規労働者≒アンダークラスは賃上げには全く縁がありません。
海外なら暴動が起きておかしくない状態だとはよく言われます。しかし私たちのいる社会では、デモすら満足に出来ずにいます。そんな社会の中で、経営者に楯突き交渉を求め、文句を言い、様々な手を使って勝ちをもぎ取る皆さんの活動は、声を上げることの意味をとても強く人々に見せつけるものです。未来は皆さんの手の中にあります。
ロシア・ウクライナ戦争は続いており、私たちはいまだにこれをとめる有効な手段を持っていません。そんな中、反戦デモが右翼に襲撃される状況が出現しています。そんなことが許されていいはずがなく、にも関わらず許されているのなら、私たちはこれに断固として立ち向かわなければなりません。
首が回らなくて大変なことばかりではありますが、最後に笑うのは私たちだと信じて、それぞれの場所で共に戦いましょう。
二〇二三年六月十八日
茨城不安定労組組合
