茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

日雇い派遣日記(43)熱中症の季節

        加藤匡通

七月××日(木)

この季節は頭に何もつけてないと日中曇りでも五分かからず倒れるので脱帽は勘弁してください。いや、それはともかく(冬場でも十五分保たない。ならなんでスキンヘッドなんだよって話だよな。坊さんは偉い)。
連日三十五度を越え、すっかり熱中症の季節である。現場じゃ毎日誰かが体調崩してる。体の大きい人は特に辛そうだ。本当に倒れたらことなので、こまめな水分補給は心がけているけど、それでも気分が悪くなってうづくまる者は出る。広くて作業はしやすい現場だが日陰ないからね。
日雇派遣の事務所にはシオタブという物が置いてあった。夏場の塩分補給用錠剤、塩の塊だ。ゼネコンの水飲み場にもあったな。あんなもん誰が使うのかと思ってたが、今なら僕も使うかもしれない。
ちなみに現場では水分補給には水より塩分他を含んだスポーツ飲料がよいとされる。これが飲料水メーカーの営業努力の結果なのかは分からない。
で、現場で汗だくになって自宅に帰って来ると、自宅は外気より室温が高いのだった。二階は日中三十八度!帰って来て親が倒れてないかと心配。