茨城不安定労働組合

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日雇い派遣日記(68)暴力飯場とはどこのことか

十二月××日(月)

                   加藤匡通

 昼前から雨の降る中をブロック基礎のコン打ち。土曜にユンボ(重機、建設用車両の中でもキャタピラー付きのシャベルカーのこと。なんでユンボと呼ぶのか不明)で掘削して砕石を撒くまでやって、今日砕石転圧、配筋、型枠設置、でコン打ち。ブロック一段分なのでさほど手間はかからない。これが土間の仕上げなら雨で中止だがブロック基礎は雨ざらしでも問題ない。朝から土砂降りで一日降り続くなら休みにもなろうが、途中から雨では休みにはならない。しかもこの雨、明日の朝九時頃まで降るらしい。いずれにせよ休みにはならないパターンだ。嬉しくないなあ。週に6日出て生活を安定させたいとは思うが、五日も働けば充分のような気もするし、やっぱり雨の中仕事したくはないよ。しかしよく考えてみたらこの現場、今使っている詰所は駐車場になるので外溝屋の範疇、てことは雨が降ろうがやることはある。なんだ、休めないんじゃん。がーん。
 まったく関係ないが昨日の選挙、ただでさえ大変残念な結果だというのに、石岡では選挙事務所にさんざ嫌がらせの挙げ句投票日にトラックが突っ込んで死者が出た。今は敗戦後の混乱期じゃないぞ。飯場じゃないんだから、つーか飯場にだってトラック突っ込んでは来ないよ。県議レベルの権力も暴力に支えられてるんだとあからさまにした事件で呆れた。暴力飯場なんて言葉でしか知らないが、どこにあるか分かった。僕たちは暴力飯場の中にいる。