茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(276)何をなすべきか?

加藤匡通
九月×日(土)
   今日は現場真正面が敵である。こうなると働いてなんかいる場合ではない。あれをこうして、あそこにこうして、あれはああして。もう断固として粉砕すべきである。SD枠取り付け用にはつった跡を掃除機がけなんかしている場合ではないんである。何だかわからない隙間をパイオランでふさいでいる場合ではないんである。やらなきゃ駄目なんである。だって目の前にいるんだぜ?ああ、それなのにそれなのに、僕はシュプレヒコールすら上げられずに黙々と働いているのだ。僕は賃金奴隷だ、ええい!
  ちなみにこれまで日雇派遣として敵の中に入ったことは当然何度かあって、×××の×××で耐火被覆吹き付けの手元に入ったり、×××の×××で××の本社ビルでOAフロアの施工をしたり、挙げ句には××××××では養生・クリーニングをしている。いやー、ここで仕事で入って初めて×××の構造を理解したよ。こうして仕事で敵の中に入っても何も出来ないのだ。畜生!泊原発の工事で現場に火を灯し続けた人たちは本当に偉いと思う。