茨城不安定労働組合

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日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇)(562)リテールステーション?

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇)(562)リテールステーション?
加藤匡通
十一月×日(火)
 相変わらずクレジットカードは持っていないが普通の銀行のカードは持っている。設備のV社は振込だったし、日雇派遣の会社も、設備部門に移動したら事務所での手渡しから振込に変わった。だから銀行のカードはよく使っていたし、ATMもよく使っている。最近は公共料金の支払いも口座引き落としが主流になり、とうとう携帯電話の支払いもそちらに移行させられ、口座にいくらかは金を残しておく状態になっている。
 当然銀行に行く機会は増える。金を下ろすのは近所のスーパーカスミのATMなら手数料を取られない。しかし支払いは窓口でないと駄目なこともあって、ちゃんと店舗に行かないといけない。
 銀行の統合は僕が子どもの頃から続いていて、さすがに大手の都市銀行はもう落ち着いているものの、地方銀行は僕が茨城に来てからでもまだ揺れていた。筑波銀行と名乗っている銀行は僕が茨城に来てから茨城銀行関東つくば銀行が合併して出来たが、この合併話は一度御破算になってる。僕が持っている筑波銀行のカードはまだ茨城銀行のままだ。
 合併するとどうなるかと言えば、単純に言うと同じ地域で店舗が倍になる。もちろんこれは単純過ぎる言い方だが、店舗が多いことに変わりはない。で、地域の店舗が整理されていくことになる。
 茨城に来て最初に住んでいた事務所兼住居(説明が面倒なのでこのブログの最初の頃のものを適当に読むこと。)から一番近かった茨城銀行板橋支店は窓口がなくなってATMだけになり、その台数も減っていき、ついには消滅した。今でも建物はあるが、多分何にも使われていない。
 三軒茶屋太陽神戸三井銀行なぞ(この名前での記憶が一番古い。その前なんだったっけ?)りそな銀行になって、やがて銀行がいなくなり建物は丸ごとカラオケ屋に転用されてまだ残ってる。高速道路の隣だからと夜中でも改築工事ではつりっててびっくりしたが、、これはどうでもいい話。
 残った店舗が営業を続けているかというと、これが怪しい。常陽銀行ではリテールステーションと言うのが増えている。資産運用に特化したとか言う、窓口業務を大幅に減らした店舗だ。窓口で支払いをしようと見かけた銀行に飛び込むとかなりの割でリテールステーションだったりして、別の店舗を探す破目になる。現場作業員に資産なんかない。本は資産か?いや、御免被る。
 最近はなんでもネットで済ませるようになってるから、人員削減にもなって銀行はウハウハだろうが、リテールステーションしかなくなった地域など住人にとってはたまったものではない。資産運用なんて縁のない人間はどうすればいいよ?僕は相変わらず置いてけ堀のままだ。